同じプロンプトでゲームを作らせたらAIの性格が丸見えだった

AIに同じ指示を出したら、同じものが返ってくると思っていませんか?
実際に試してみると、その予想はいい意味で裏切られます。
今回は、
「PCでもスマホでも遊べる、3分以内の簡単なゲームを作ってください」
という同一プロンプトを使い、
- ChatGPT
- Gemini
- Claude
の3つのAIで検証を行いました。
その結果、単なる違いではなく、AIごとの“思想”の違いがはっきり見える面白い結果となりました。
結論:同じプロンプトでも出力は大きく変わる
まず結論から言うと、今回の検証結果は以下の通りです。
- ChatGPTとGemini → ほぼ同じゲーム&同じ手順
- Claude → 全く違うゲーム&その場で遊べる形式
この違いは偶然ではなく、それぞれのAIが持つ設計思想の違いによるものです。
実際のプロンプト👇
PCでもスマホでも遊べる簡単なゲームを作ってください。
プレイ時間は3分以内。ルール説明と実際に遊べる形にしてください。
ChatGPTとGeminiの結果:再現性重視の「作るAI」
ChatGPTとGeminiは、ほぼ同じタイプのゲームを生成しました。
内容としては、
- HTMLコードを提示
- メモ帳にコピペ
- ファイル保存
- ブラウザで実行
という流れです。
ゲーム内容も非常に似ており、
「出現するアイテムをクリックして得点を稼ぐ」
というシンプルな構造でした。

どちらもコードを提示してくれます。このコードをコピペして保存するだけです。
なぜ似た結果になったのか?
これは単純にAIが似ているからではありません。
理由はもっとシンプルです。
👉 この条件に対する“最適解”が限られているから
- 短時間で遊べる
- PC・スマホ対応
- 説明しやすい
- 実装が簡単
これらを満たすと、自然と
👉「クリック系ミニゲーム」
に収束します。
つまり、
AIが似ているのではなく、答えがシンプルすぎて被る
というのが本質です。

ゲームタイトルも似ていて、ルールもほぼ同じです。
Claudeの結果:体験重視の「遊ばせるAI」
一方でClaudeは、まったく異なるアプローチを取りました。
- コードをコピペさせない
- 手順説明を省略
- その場でプレイ可能な形で提示
つまり、
👉 「今すぐ遊べる状態」を優先
したのです。
これはかなり大きな違いです。
なぜClaudeは違う結果になったのか?
Claudeの特徴は一言でいうと、
👉 ユーザー体験の最大化
です。
ChatGPTやGeminiが
「どうやって作るか」を重視するのに対して、
Claudeは
「どうやって楽しませるか」を優先します。
その結果、
- 作る手順 → 省略
- 実行環境 → その場で完結
- コンテンツ → 即プレイ可能
という設計になります。

Claudeはそのまま遊べる形式で生成してくれます。
ゲームもchatGPTやGeminiと違い、神経衰弱ゲームでした。
3つのAIの違いを整理するとこうなる
今回の結果をわかりやすく整理すると以下の通りです。
出力スタイル
- ChatGPT / Gemini
→ コード+手順(再現性重視) - Claude
→ 完成形(体験重視)
ユーザー体験
- ChatGPT
→ 作る楽しさ - Gemini
→ 学びながら作る - Claude
→ すぐ遊べる楽しさ
向いている用途
- ChatGPT / Gemini
→ ブログ記事・教材・解説 - Claude
→ デモ・体験コンテンツ
どれが優れているのか?
ここで気になるのが「どれが一番優れているのか?」という点ですが、
結論はシンプルです。
👉 優劣ではなく“用途の違い”
です。
例えば、
- 汎用性を求めるなら → ChatGPT / Gemini
- その場で楽みたいなら → Claude
といった使い分けが最適になります。
今回の検証で見えた本質
最後に、この検証で見えた最も重要なポイントをまとめます。
それは、
👉 AIは「答え」を出しているのではなく「最適な体験」を設計している
ということです。
- ChatGPT → 作る体験
- Gemini → 学ぶ体験
- Claude → 遊ぶ体験
同じプロンプトでも、
「どの体験を優先するか」で結果は変わります。
まとめ
今回の検証からわかったことは以下の通りです。
- 同じプロンプトでもAIごとに結果は変わる
- ChatGPTとGeminiは再現性重視で似た結果になる
- Claudeは体験重視で全く違うアプローチを取る
- 優劣ではなく用途によって使い分けるのが重要
AIを使いこなす上で大切なのは、
「どのAIが優れているか」ではなく、
👉 「何をさせたいかで選ぶこと」
です。


